パーソナルケア製品には危険な成分が様々な形で使われています。  
 

FACT     カリフォルニアでは、2005年セイフ・コスメティック法が成立。その結果2007年からは、販売している製品の成分に発がん性物質や生殖機能に影響を与える毒素が含まれている場合、パーソナルケア商品を扱う全ての企業に対してカリフォルニア保健局への報告が義務付けられるようになりました。


FACT     EUヨーロッパ連合では、2005年に法律を制定。化粧品会社は、生殖機能に影響を与える毒素や突然変異誘発要因、発がん性物質をパーソナルケア製品から取り除くことが求められるようになりました。

がんや出生異常、その他の健康問題と深く関係のある化学製品は、私たちが日々使用している製品にはふさわしくありません。にもかかわらず、有名ブランドの製品には、シャンプーやデオドラントに始まり、乳液や香水、マニキュア、メイクアップ製品にまで、こうした危険物質が含まれているのです。 

消費者を守ろうという国際的な動きに、日本も含め世界各国は、歩調を合わせていく必要があるのではないでしょうか。

私たちが日々使っている製品なのに、その中に含まれる有害な化合物質に対する規制が、どうしてないのでしょうか?

もちろん多くの国では、さまざまな規制団体があります。ですが、食品と薬品が優先事項になっているため、化粧品やボディ・ケア製品については、製造会社の自主規制に任されているのが実態です。有害であると証明されない限り化学物質は安全である、というのが規制団体の基本スタンスで、消費者は、こうした基本姿勢の被害者になっています。ですから、このような企業が繰り広げる広告宣伝をいくら目にしても、購入した製品に含まれる化学製品の危険性については、消費者は全く情報を得られないのです。

エドワード M. ケネディ上院議員(1997)
「化粧品業界は、国民の健康を考える前に、収益を上げることに熱中しており、
まるで、タバコ業界がこれまで演じてきた芝居の台本の一部を借用して、演じているようだ。」


環境問題や健康問題に取り組む消費者擁護団体にとって、大気汚染や土壌汚染、水質汚染に比べると、化粧品は些細な問題に映るのでしょう。私たちを取り巻く環境を脅かす毒物には、ダイオキシンから石油化学製品まで様々ありますが、洗面台に置かれている様々なビンの中に、こうした毒物が含まれていることがあるのです。そして、このような成分は、動物実験でがんを引き起こすことが明らかになっています。


もしかするとこう思われるかもしれません。
「売られているものの中に、そんなに体に悪いものがあるわけがない。
でも、こうした考え方はつねに正しいわけではないのです。」
米国食品医薬局 化粧品・染料局局長(1988)


FACT     工業化学製品はあなたが使っている製品の主成分なのです。わずかに含まれているなどというものではありません。

こうした製品には、発がん性物質に始まり、殺虫剤や生殖機能に影響を与える毒素、ホルモンバランスを崩すもの、可塑剤、脱脂剤、界面活性剤が含まれています。

米保健社会福祉省の機関である、職業上の安全性、および、健康に関する国立研究所(National Institute of Occupational Safety and Health)の発表によれば、化粧品に使われている化学製品のうち、900近くが有毒とされています。

アメリカでは、体内から検出される環境化学製品の値を測る初めての試みが国家規模で行われましたが、その結果、石鹸やシャンプー、その他の製品に使われているのと同じ化合物が、予想外の高レベルで検出されました。


FACT     アメリカのNGO団体である環境専門調査委員会では14,000もの製品の安全性を査定しましたが、驚くべきことに、3分の1の製品には、ひとつ以上の発がん性物質に分類される成分が含まれていたのです。

過半数の製品には、皮膚やすぐその下の血管まで、成分をすばやく奥深く浸透させる「浸透促進剤」が含まれています。

製品の80%近くには、有害な不純物で汚染されやすい成分が含まれています。


FACT     あなたも、あなたのお子さんたちも、こうした製品を、日々、それも繰り返し何度も使用しているのです。
平均的な一人の人間の一日を例に挙げましょう。その人は一日に9の製品を手にし、その製品には合計で126もの異なった化学成分が含まれています。

FACT     こうした化学物質は私たちの体内から検出されていますし、尿や母乳、腫瘍からも、そして、私たちの子供たちの体からも検出されています。

医学研究の結果、香料が喘息を引き起こす要因になることが分かってきましたし、シャンプーに含まれる洗浄成分は目の組織を傷つけ、ヘアダイに含まれる化学製品が膀胱炎とリンパ腫の原因になることも明らかになってきました。

FACT     根拠もないのに消費者が勝手にヒステリーを起こしているだけだ、と化粧品会社は反論していますが、尿からマニキュアの成分であるフタル酸塩がまた、乳がんの組織からは保存料のパラベンが、科学者によって検出されています。そして、トリクロサンのような抗菌剤や、ホルモンバランスを崩すムスク・キシレンのような化学香料も、母乳より検出されています。


あなたがこの問題を解決しなければ!:成分に詳しくなり、何を購入するか賢く選択しましょう。

結局のところ、製造会社の態度を改めさせるのには、消費者の力がもっとも有効なのですから。

リソース&リファレンス:www.ewg.org
                                 www.safecosmetics.org

 
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